自分には借金なんて縁がないと思っていたけれど、借金はいろんな人の人生を狂わせます。
配偶者が原因とはいえ、自分も借金を背負う羽目になった私。
私の中で、「借金」という言葉が、一つのテーマになっていて
ニュースで流れる事件や、テレビ番組のアンビリーバボーなどで再現される事件の中に「借金」という要素があると、ときどき、ブログで取り上げたりします。
今回は私の身近にあった本当の借金話です。
借金が原因で離婚した親を見て育った子
過去に、借金が理由で自殺した職場の人のことや、私が子供時代に取り立て屋の人と会話した件などを記事にしたことがあります。
その中で、【取り立て屋と会話したこどものころの話】のことを、お風呂場でふと思い出しました。
この話は、2件隣りに住んでいた幼馴染の話。
幼馴染の父親は、不景気のあおりで仕事がうまくいかなくなり、多額の借金を抱えました。
時代もあるので、羽振りもよかったし、遊んでいたと思うし、ギャンブルなどもしてたのかもしれません。
そして、離婚後、音信不通となりました。
どれくらいの負債を抱え、その後どのようになったのかはわかりません。
でも、お父さん子だったあーちゃんには、いろいろ影響がありました。
あーちゃんには3つ上の姉がいて、しっかり者のお姉さんはその後、短大にも進んで、結婚して家庭を築いてます。
でも、あーちゃんはあのころ、小6ぐらいだったのではないかと思います。
少し雰囲気がおとなしいイメージに変わりました。
お付き合いした人もいたけれど・・・
高校卒業後は、就職し、お付き合いした人もいたけれど、相手の家族に反対されてしまったということです。
普通なら、相手の家族に反対されるなんてことはなかったと思いますが、お相手の人が会社社長のご子息ということもあったのでしょうか。
その後は、コツコツ貯金を貯めて、母親と二人で住む家を建てて二人暮らしです。
「借金」が理由で、お父さんが突然いなくなってしまったこと、その後、2度と連絡がつかなかったことは、あーちゃんに少なからず影を落としたと思います。
私のところに、取り立て屋さんが聞きに来るということは、きっとその前から取り立ては自宅の方にあったのだと思う。
その時代の取り立ては、今とは比べ物にならないと思います。
今は任意整理や自己破産についての相談は、昔よりも情報も多いと思うし
けして自暴自棄になったりしないでほしいし
あーちゃんのお父さんも、自ら命を絶った職場の男の子も、家族がいたんです。
残されたこどもは辛い。
任意整理や自己破産したからって、すべてがチャラになるわけではないけれど
やり直すチャンスは与えられる。