よく、心配されて「もっと言いたいこといってもいいんじゃない?」「怒っていいんじゃない?」とアドバイスをいただきます。
どうにもならなくて、トイレを占拠して泣いたり、「もう、知らんわ!」っと捨て台詞を吐いてプチ家出(隣の喫茶店)をしてしまう私ですが、けしてオットくんに文句を言えないわけでも、言いなりになってるわけでもないんです。
私自身は、理不尽なことや納得がいかないことは、結構言うタイプの人です。
昔はできなかったことも、大人になるとできるようになりますね。
オットくんに対してもそうで、納得いかないことを伝えてもわかってもらえなかったら、オットくんの数倍の口撃をしかけます。
しかし、言葉を並べたて、かつ散弾銃のごとく打ち続けるわけですが、これがどうにもこうにも、オットくんにはあまり効果はありません。
そもそも、オットくんの家庭環境もあります。
今は丸くなったオットくん父も、昔は理由もきかず、否応なしに殴られたりしたとか。
(といっても、そもそも怒られる原因もあるんだけど)
だから、がみがみ言われたりするのも、聞き流す術が完全に身についてるんですね。
効果がないとわかっていても、一度言い出したら止まらない私。
普通の男性であれば、いたたまれず家出くらいしてくれると思うのですが・・・
言葉ではかなわないから、逆に嫌な行動をされます。
夜中に掃除機かけるとか、大きな声で歌うとか。
こうなると、私もブチッときてるので、「頭おかしいんじゃないの!」って言います。
はい、言います。
だって、ほんまにおかしいもん。
でも、すごい敗北感があります・・・
もう、常識外のことをされると、わたしはもうダメですね・・・
勝てません。
こうなったら、一緒の空間にいられないですよね?
だから、とりあえず離れます。
オットくんに出て行って欲しいのに、私の方が家出する羽目になります。
あんたが出て行け!といったこともあります。
でも、絶対出て行きません。
明らかにおかしな行動をしているけれど、自分が出て行ったら家に入れてもらえないことがわかっているから出て行きません。
その計算はできてるんです。
ある時、またおかしな行動をオットくんがしました。
ニートオットくんと、お金のことで揉めました。
当時、まだ、延滞なんてしてない時代です。
ホワイトな時代です。
私の口撃に、ちゃぶ台ならぬ、折り畳み机をちゃぶ台返ししたんです。
大事なノートパソコンと一緒に。
ブチッ
キレました。
大事なパソコンを投げるとは何事かと。
何考えてるん?
頭おかしいんちゃう?
いい加減にしーや!
そしたら、また物を投げたらから、話もできないし、このおかしな状況に私も悔しくなって泣きながら・・・
物に当たらんでも、うちを殴りたかったら殴ればいいやん!!
オットくんの目の前まで詰め寄って言いました。
殴りはしませんでしたが、オットくんもヒートアップ。
一緒にいられるわけもなく、その時はまだ私の愛車もあったので、結局私が一人になるべく外に出ました。
こういうとき、電話もかけてこないんですよ。
かけてほしいわけじゃないけど、架けてこないってことは「自分は悪いと思ってない」と受け取ります、私。
結局その日は、車で寝ました。
真冬の・・・そう、ちょうど今頃です。
もう、いい加減腹も立ったし、今のうちに別れようと思いました。
その時は姉猫と暮らし始めたばかりで、別れるにしても猫を連れて出ようと決めて、家に荷物を取りに帰ったら・・・
戻ってきた私に喜んだオットくんが、平謝りと熱いコーヒーを入れてくれました。
このときから、気持ちの切り替えの早さはピカイチで・・・
でも、猫がいなかったら、この時別れていたと思います。
喧嘩した後の変わり身の早さ、DVやモラハラのハネムーン期みたいだ・・・なんて思ったりもしますが、一応オットくんには言いたいことを言ってます、という話です。
まあ、嫌なこと言われたら、普通にキレるのはわかりますし(お互い様でしょうが)、さらに正論で口撃されると、ちょっと頭のネジが飛んでしまうオット氏なのです。
現在は、こんなことはめったにありません。
学習してるので、最近は刺激的な言葉は使わず、やんわり伝えるようにしてます。
基本、私の方が年上なので、そこまで偉そうに言われることもないし、偉そうに言われてもそんなに気になりません。
普段は、なんでわかってくれないん?って感じで、懇々と説明をするんですが、ある一線をこえると、怖いものがなくなってしまうのは子供の時からで(;´Д`A ```
でも、実はオットくん・・・私にやいやい言われるの、嫌いじゃないんです。
むしろ喜んでるときがあります・・・
だから暖簾に腕押し、馬の耳に念仏なんです。